センターニュース

『生徒がイキイキ! 専門高校ニュース~工業高校生がつくる鉄道展編~』

 令和6年11月24日(日)に鉄道博物館(さいたま市)において「第13回 工業高校生がつくる鉄道展」が開催されました。
 この企画は、鉄道博物館の協力を受け、工業高校生の学習の成果を発表し、地域の方々と交流する企画です。今年は久喜工業高校(機械科)、越谷総合技術高校(電子機械科)がミニ列車の乗車体験、大宮工業高校(建築科)が大宮駅の立体模型の展示を行いました。

 ミニ列車は3年生の課題研究で制作しました。列車は安心安全が第一です。乗車される方のことを第一に考えて設計、制作されました。さらに生徒の皆さんは、乗車される方々に楽しんでもらえるように接遇にも心掛けているとのことでした。当日は記念乗車券や生徒がデザインし製作したストラップを配布し、乗車した子供たちは笑顔で受け取っていました。


久喜工業高校 D51タイプの電気機関車


越谷総合技術高校 上越新幹線E4系(Max)タイプの電車

 大宮駅の立体模型は3年生の課題研究で制作しました。鉄道博物館の支援を受け、模型用の図面を描き、コンピューターとレーザー加工機を活用して部品を作り、最後は手作業で組み立てました。
 電車の動きを点滅するLEDライトで表現するために、プログラミンを学習するなど、今回の模型制作を通じて学びが広がりました。模型を見た来場者の方々は高校生が制作したプログラム制御をされた模型に驚きを感じている様子でした。


立体模型の大きさは幅:約1.4m、奥行:約0.9m、高さ:約0.3mの大作です。

 当日は、韓国の鉄道系の高校の生徒さんと先生方が視察をされており、日本の工業高校生が作った作品の素晴らしさに感動していました。

NEW 令和6年度小・中学校5年経験者研修共通コース・閉講式が行われました。

 小・中学校5年経験教員(西部・北部)314名が来所し、標記研修等が実施されました。

 研修は班別で実施され、講義「組織的な生徒指導の在り方~事例研究を通して~」、事例研究「S方式」、協議「魅力ある学級経営(学級経緯の課題と実践)」に取り組みました。

 また、各研修室では、経験豊富な指導者により、受講者の学びが一段と高められている様子が見られました。

 さらに、「体験発表」では、異校種の受講者と協議したり、自らの価値観を転換したりして、自らの視野が大きく広げられたとの報告がありました。

 標記研修に参加された方々は、今後、学校の中核となり、学校運営に参画していくことになります。是非、本日の学びを、児童生徒・学校・地域の実態に応じて、活かしてくれることを期待しています。

 

1時間でできるケース会議(インシデント・プロセス法を活用した事例検討会)の資料を更新しました。

1時間でできるケース会議(インシデント・プロセス法を活用した事例検討会)の資料を更新しました。

特別支援教育の推進にあたり、御好評いただいております。是非、校(園)内でのケース会議や校(園)内研修等で御活用ください。

 

<インシデント・プロセス法って何?>

  • 参加者には、「起こるべくして起こった問題行動(インシデント)」のみが提示され、参加者は事例提供者に一問一答式で質問することで、背景や原因となる情報を収集し、それをもとに問題を分析して、解決のための具体的方策を考えるという事例研究法です。
 
  • インシデント・プロセス法には以下のようなメリットがあります。
  1. 参加者一人一人が問題解決の当事者の立場で考えるため、主体的・積極的な研修になります。
  2. 実際に発生した問題とその解決方法を、参加者が共有できます。参加者のその後の実践的活動に結びつきやすいです。
  3. 事例提供の資料が少なくて済むので、事例提供者の準備の負担が少なく、誰でも引き受けることができます。
  4. 質疑応答は事例の事実について行われ、質疑や協議が事例提供者の対応についての批判にはなりにくく、事例提供者の心理的な負担が少ないです。

 

【資料保存場所】

HPトップにあるバナー[教育情報] → 特別支援教育 → 研究・研修ネット(ステップアップ編) → 研修資料

 

 ★以下のリンクからアクセスもできます。

https://www.center.spec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/176/635daedc9715a525fcb543f1e9baf599?frame_id=384