センターニュース

今後の不登校対策について

 国、埼玉県ともに、不登校児童生徒数は依然として高水準で推移しており、生徒指導上の喫緊の課題となっております。こうした中で、文部科学省では、今後の不登校の児童生徒への支援策を話し合う有識者会議を継続して行っています。2月17日に開かれた第4回の会合では、これまでの議論を取りまとめた「不登校報告書」の素案が示されました。今後重点的に実施すべき施策の方向性として、大きく5点示されています。課題解決のため取組の推進の参考としてください。

 ◆ 魅力ある学校づくり

 ◆ 教育機会確保法の学校現場への周知・浸透

 ◆ 不登校傾向のある児童生徒の早期発見及び支援ニーズの適切な把握

 ◆ 校内の別室を活用した支援など、学校内の居場所づくり

 ◆ スクールカウンセラーなどを活用した心理教育の推進

 

埼玉教育第6号の発行について

「埼玉教育」第6号(814号)を発行いたしました。

今号は、「教職員の資質・能力の向上と働き方改革の推進」をテーマとしています。

各学校等には、3月14日頃に送付いたしましたので、御覧ください。

県教委の実態調査報告、学校の事例が掲載されておりますので、校内研修等でも是非御活用ください。

 

巻頭記事は、京都精華大学 ウスビ・サコ学長と当センター所長との対談です。

テーマは「多文化共生社会における教育の果たす役割」です。

ウスビ・サコ学長には、令和4年度関東教育研究所連盟の埼玉大会においても基調講演をしていただく予定です。

「埼玉教育」令和3年度第6号

 

キラキラ 「特別支援教育におけるICT機器の効果的な活用に関する調査研究(1/2年目)」中間報告

 

3月14日に調査研究の所内発表会で中間報告をしました。

本研究で作成している学習等支援プログラム(仮)

主に通常の学級において

児童生徒の問題行動や課題に対し、背景要因をふまえ

今後の支援や指導に役立てるように設計しています。

所内発表では、暫定版のプログラムを紹介し、各自の端末で体験をしてもらいました。

アンケートでは「学校現場が求める調査研究であったか」という項目で

95%の指導主事から「とてもそう思う」という回答を得ました。

今後も学校現場で活用できるよう来年度の完成に向けてブラッシュアップしていきます!

※調査研究報告書やダイジェスト版は4月に本HPにアップします。