センターニュース

教職員の学びを共創する ― 新たな研修のかたちを目指して ―

埼玉県では現在、新たな教職員の学びに向けた調査研究を進めています。
この取り組みは、知識を一方的に“授かる”ものとするのではなく、教職員自身が「自分はどのような教職員で在りたいか」を捉え直し、その実現に向けて自ら問い、模索していく探究的な「研修」として実施しています。

そのため、一人ひとりが自らの価値観に立ち返るとともに、他者の価値観から新たな気づきや学びを得ることを大切にしています。互いの思いや考えをじっくりと語り合える時間を確保していることも、この研修の大きな特徴です。

また、新たな視座に触れる機会として、日常的にはなかなか出会うことのない分野で活躍されている方々をお招きし、多様な世界との接点を設けています。

今年度第1回となる4月30日の研修では、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部長・伊藤羊一先生をお迎えしました。

「これからの日本は、夢を語れる場でなければいけない」

GoogleやAmazonといった世界的企業も、設立当初は「無理だ」と言われていた“妄想”を形にした存在だと伊藤先生は語ります。これからの時代は、夢を形にしようとする人が活躍する時代です。

「先生たちの夢は何ですか?」

研修の中で伊藤先生が投げかけた問いです。
子どもたちの伴走者である教職員自身が、自らの夢=在りたい姿を描き、その実現に向けて模索する姿は、きっと子どもたちにとっても大きな力となるはずです。

今年度、24名の研究協力委員の先生方とどのような学びを共創できるのか。

総合教育センターとしても、先生方と共に、探究と対話の日々を積み重ねてまいります。


 

 

 

 

 

 

 

     伊藤羊一先生(右)と当センター所長・馬場敏男(左)                                       研修の様子

 

今年も始まりました!

今年度も江南支所において、高等学校初任者研修「施設体験研修Ⅰ(食農・環境教育体験研修)」が始まりました。
受講者は熱心に研修に取り組み、江南支所の豊かな自然の中で、食農と環境教育について学んでいます。
田植え体験では、覚悟を決め、裸足で田んぼに入り、掛け声に合わせながら一生懸命苗を植えました。
体験を通じて学ぶことの大切さを改めて実感できた充実した1日を過ごしています。

 研修のねらい
「食農教育」および「環境教育」に関する基礎的な知識を身に付けるとともに、体験 を通して幅広く見識を高め、実践的指導力を養う。

 実習内容
  ア 稲作(田植え又は水田管理) 
  イ 畜産(家畜の飼育管理)
  ウ 環境調査(水質調査実習) 


     
講義「食農・環境教育の意義と進め方」 講師紹介               研修「環境調査(水質調査)」
  
 研修「環境調査(水質調査)」    研修「稲作(田植え体験)」

  

  

  

 

中学校初任者研修 第3回

5月22日(木)中学校初任者研修(前グループ)第3回を実施しました。

 

初任者研修の第1回と第2回はオンライン研修だったため、本日初めての集合型による研修でした。

初任者研修は、集合型と非集合型により1年間実施します。

 

本日は、「特別の教科 道徳」について、授業づくりのための実践的な研修を実施しました。初めて同期の仲間が集う日ということで、途中アイスブレイクの時間を設け、関係づくりも行いながら進めました。

前半に、道徳科の授業づくりについて学んだ後、後半はミニ模擬授業にも挑戦しました。

対面のよさを生かし、同期の仲間との交流を通して、学びを深めることができました。

専門研修「多文化共生を目指した日本語指導法講座」研修日の決定について

研修日が未定となっておりました下記の研修につきまして、日時が決まりましたのでお知らせいたします。

研修名:専門研修「多文化共生を目指した日本語指導法講座~日本語指導が必要な児童生徒のために~」
日 時:令和7年9月26日(金)午後1時15分~午後4時30分
会 場:県立総合教育センター

お申し込みは「学校支援コミュニケーションサイト」よりお願いいたします。

新規栄養教諭等研修(於:埼玉県学校給食会)

新規栄養教諭等研修 第4回

5月27日(火)新規栄養教諭等研修 第4回を実施しました。

 

本日は、(公財)埼玉県学校給食会での研修を実施しました。

学校給食会の概要や役割についての講義、献立作成についての協議、

学校給食歴史館や資料室の見学など盛りだくさんの内容でした。

 

学校給食歴史館は平日9:00~16:00開館です。

また、授業に活用できる紙芝居やエプロンシアター等の資料の貸出もしています。(2週間)

どなたでもご利用できます。ぜひ、夏季休業中などに訪れてみてください。

 

献立作成学校給食歴史館見学埼玉県学校給食会の概要説明