センターニュース
高等学校初任者研修 全体研修Ⅵ 実施報告
1月14日、高等学校初任者研修の全体研修Ⅵがオンラインで実施されました。
今回は、人権、防災、学力向上、福祉、図書館活用、国際理解という6つのテーマを横断的に学ぶ研修で、教員としての視野を広げる機会となりました。 多角的な内容を通して、初任者の先生方が日々の実践に生かせる具体的な学びが共有されました。
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人権教育の意義と指導(人権教育課 指導主事 黒瀬 玲二 様)
人権、防災、学力向上、福祉、図書館活用、国際理解の6テーマを専門家から学び、授業改善や生徒主体の学び、学校運営に生かす視点を得る機会となりました。 -
防災教育と学校の危機管理(防災教育普及協会 教育事業部長 宮崎 賢哉 様)
地域のハザードマップを活用した避難計画作成やロールプレイなど、学校現場で実践できる防災教育の手法を学びました。自治体や消防との連携、情報発信の重要性を確認し、地域と学校が協働する防災体制の構築を目指しました。授業事例や教材紹介を通じて、生徒主体の学びを促す工夫も共有されました。 -
学力・学習状況調査を活用した学力向上(義務教育指導課 指導主事 島田 直也 様)
埼玉県学力・学習状況調査は、児童生徒の学力や学習状況を継続的に把握し、教育施策や授業改善に活用することを目的に実施されています。特徴は、学力の「伸び」を重視し、項目反応理論による分析で個々の成長を測定する点です。認知能力だけでなく、非認知能力や学習方略も評価し、結果は個人票や学校帳票でフィードバックされます。これにより、PDCAサイクルを通じた科学的な授業改善や、生徒の主体的・対話的な学びの促進が期待されていることを協議、講義を通じて学びました。 -
埼玉県の福祉政策について(福祉政策課 主幹 岡 英理 様)
高齢化・少子化・孤独化に対応し、地域包括ケアや認知症施策、障害者支援、ヤングケアラー対策を推進。官民連携で誰もが尊厳をもって暮らせる社会を目指していることを確認しました。 -
学校図書の活用(伊奈学園総合高等学校 司書 太田 佳那 様)
学校図書館は学校教育に欠かせない基礎設備であり、生徒だけでなく教員も利用対象です。教育課程の展開に寄与することが最も重要な役割で、授業に役立つ多機能型のツールとして活用できます。司書と教員が協力すれば、授業の可能性は大きく広がります。まずは図書館に足を運び、司書と相談することが活用の第一歩であることなどをご教授いただきました。 -
国際理解について(JICA東京 国際協力推進委員 橋本 流詩亜 様)
出前講座、地球ひろば見学、SDGs教材・動画などの実践リソースを紹介。国際事例を比較素材として位置づけ、地域課題を共有し、教育への活用を提案されました。
教員は、生徒に最も近い存在だからこそ、幅広い視点を持つことが求められます。今回の研修では、6つのテーマを学ぶことで、教員としての視野を広げる貴重な機会となりました。特に、人権や防災、福祉といった内容は、学校現場で日常的に直面する課題であり、迅速かつ適切な対応が求められます。また、図書館の活用や国際理解は、生徒の主体的な学びを促し、グローバル社会で生きる力を育むうえで欠かせない要素です。今回の研修を通じて、初任者の先生方は、こうした多様な視点を授業や学校運営に生かすための具体的なヒントを得られたのではないでしょうか。
高等学校初任者研修も残り2回となりました。先生方は、学校現場に慣れ、より教員らしい表情になってきたように感じます。今回の学びを糧に、次年度からさらに専門性を高め、生徒一人ひとりの成長を支える存在として活躍されることを心より願っています。
「選択と自己調整のある単元づくり」~社会科の授業力を高める専門研修会より~
令和7年12月25日に、大妻女子大学 家政学部 児童学科児童教育専攻 教授 澤井 陽介 先生をお招きして、標記の研修会を実施しました。
午前の講義では、澤井先生から、多くの示唆をいただきました。(こちらはその一部です)
「課題を一方的に押し付けることなく、子供の納得感をもって進めていくことが大切。そのために、子供がどんなことに疑問をもつのか、予め想像しておくこと。」
「本当のまとめは、子供自身がまとめたもの。自分で獲得したものこそ手に残る。」
「選ぶ、決める、ということは主体性の源。」
午後の協議では、子供たちに「選択」と「自己調整」が生まれるように、先生方が単元づくりを工夫していました。
活発な協議を通して、単元づくりの新たな視点を見いだすことができたようでした。
また、長期研修生の発表もあり、参加した先生方からは、「充実した研修だった」という声を多数いただきました。
総合教育センターでは、こうした専門研修を幅広く実施しております。
今後も皆様の御参加をお待ちしております。
【教育資料室】今月のテーマ別展示のお知らせ
教育資料室では、テーマを決めて資料展を開催しています。
令和8年1月のテーマは「食育と農業教育」です。
資料リストなど、詳しくはこちらをご覧ください。→【教育資料室 資料室新着情報】
展示資料はどなたでも自由にご覧いただけます。貸出も可能です。ぜひお越しください。
謹賀新年
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は当センターの研修事業にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
本年も日々の実践や子供たちとの関わりに活きる学びの場を提供してまいります。
埼玉県マスコット「コバトン」
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(令和8年1月5日 投稿)
生徒がイキイキ! 専門高校~いずみ高等学校編~
いずみ高校は、旧与野農工高校から平成11年に改組し、農業や食品加工、土木、化学などの専門分野を学ぶ「生物・環境系総合高校」です。
2学年から「生物系」は「生物生産科」、「生物サイエンス科」、「生物資源化学科」の3学科に分かれ、「環境系」は「環境デザイン科」、「環境サイエンス科」、「環境建設科」の3学科に分かれます。
今回は野菜や草花の栽培、水生生物の管理、バイオテクノロジーについて学ぶ「生物生産科」の取組を紹介します。
令和7年11月5日(水)に3年生36名の生徒たちが、埼玉県庁(さいたま市浦和区)の本庁舎東側の「県庁花時計」に花苗を植栽しました。
植栽した花苗は「課題研究」などの授業において育てたものをメインとした4種類(パンジー、ビオラ、ノースポール、ハボタン)です。
植栽のポイントとしては、「埼玉県の『彩の国キャンペーンマーク』といずみ高校の校章で使用されている三色(赤、青、緑)を基調とした配色に、光をイメージした黄色と白を加えたデザイン(県政ニュースより)」とのことです。
今回植栽した花苗は、生徒の皆さんが9月~11月まで、愛情を込めて丁寧に育てたものになります。いずみ高校の花時計装飾は6月までとなります。その後は他校へ入れ替わるそうです。来庁された際には、ぜひご覧になってください。